「低圧」は電気設備基準における送電電圧の規格の一つで、直流で750V以下、交流で600V以下の電圧を指します。一般的には一般家庭や商店向けのものになります。
電気の契約には、低圧・高圧・特別高圧といった電圧の種類があり、それぞれに利用する施設や料金が異なります。例えば、低圧は自分で設備を用意する必要がなく、そのまま利用できる電力です。一方、高圧または特別高圧を利用するには、それぞれ必要な設備や条件があります。
具体的には、低圧は50kW未満（一般家庭や商店など）、高圧は50kW以上（企業や中小工場など）、特別高圧は受電電圧20,000V以上、かつ契約が2,000kW以上（大工場や鉄道会社など）となっています。
なお、電力の小売自由化により、「特別高圧」「高圧」「低圧」のどの契約であっても電力会社を選べるようになりました。これにより、電力会社を切り替えることで電気料金が変わる可能性があります。具体的な選択肢や詳細は、電力会社や専門のコンサルタントにご相談いただくと良いでしょう。
