変電機器トランスのモールド変圧器とは

モールド変圧器は、変圧器内部の巻線が樹脂で含浸モールドされているタイプの変圧器です。油入変圧器とは異なり、絶縁油を使用しない特徴があります。

モールド変圧器の主な特長

安全性が高い: モールド変圧器は内部の巻線が樹脂で覆われているため、温度上昇に対する安全性が非常に高いです。そのため、公共施設や病院などで使用されることが多いです。
サイズが小さい: 油入り変圧器と比較してサイズが小さく、軽量です。導入先の条件に柔軟に対応できます。
湿気や粉塵に強い: 特に高温多湿の日本での運用において、耐湿性能が高いです。
ただし、モールド変圧器にはいくつかのデメリットもあります。価格が高い、屋外での使用には注意が必要、駆動音が大きいなどが挙げられます1。一方、油入変圧器は価格が安く、過負荷運転に強い特長があります。

電気

高圧電気室トランスの種類

高圧電気室で使用されるトランス